CGパースご紹介〜外観パースについて〜

2024.06.12
ラクナル活用方法
よく建築雑誌などで見るイメージパースは、オシャレな外観で魅了するものもたくさんあるかと思います。
そんな建築物の魅力を引き立てるCGパースの作り方、そのほかどんな外観パースの種類があるのか、今回はそれらについて触れたいと思います!

外観パースとは?

外観パースとは、建築物の外観やそのデザインなどを視覚的に表現したパース画像のことです。
主に建築物の形状、色、材質、外構、周囲との関係性をリアルに表現することにより、見ている人にそれらからの印象を与えることが可能となります。
「手書きパース」と「3Dモデリングソフトウェア」で制作されたCGパースと大きく分けて2パターンあり、今回は後者の3Dモデリングソフトウェアで制作された外観パースについて記述しています。

CGパースを構成する要素

外観パースには実は様々な要素が盛り込まれており、それぞれがどのような意味を持っているのかをみていきたいと思います。

■ 建築物
CGパースでは主役の存在です。でも建築物だけだとせっかくのオシャレな外観も引き立ちません。
他の要素も加わることにより、その魅力が引き立ってきます。

■ 外構
実施設計の中では少なからず外構の仕様も決められている場合が多いかと思います。
主に駐車スペースや郵便ポスト、植栽や照明計画など、建築物を魅力的に引き立たせる要素がたくさん含まれてきます。

■ 周辺環境
敷地に隣接する環境が加わることにより、一気にリアリティが増してきます。
実際の現地写真と合成することができれば、竣工後の様子がより現実的に捉えられることも可能でしょう。

■ 時間帯
主に昼間のCGパースが主流かと思いますが、夕方や夜のパースも制作することができます。
特にエクステリア照明が特徴的な物件は、夕方以降の薄暗い時間帯に、屋内外のライトが照ることにより、また違った雰囲気を演出することも可能です。

アングルの切り取り方

どのアングルからCG空間を切り取ってパースとして起こすかは、パース製作の上で最も重要な要素の一つです。
基本的には建築物の正面や側面が映る程度の斜めからのアングルが一般的です。
通常の外観パースですと、実際に人間が立って見ているアイラインからの高さが主流ですが、どう見せたいかによっては、もっと低い位置から見上げたアングルをとるケースもあったりします。
アングルの切り取り方は奥が深い要素なので、別記事で改めてご紹介させてください。

色々な外観パースの種類

これまでは建築物1棟に対しての一般的な概念をお伝えしてきましたが、他にも様々な種類があるのでご紹介いたします。

■ 分譲地パース
1枚のCGパース画像の中に分譲地を反映したものになります。
主に分譲住宅地と隣接環境との関係性を人目線で反映することができます。

■ 鳥瞰パース
その名の通り、建築物を屋根より高い位置から見下ろしたアングルのCGパースになります。
高い位置で見ることにより、周辺環境を広く見ることができます。
分譲地案件などでは、分譲エリアを一望できるようなアングルも可能なので、竣工後のイメージを想起しやすくなります。

■ 宅地合成パース
こちらは宅地のみを実際の現地写真(空撮)に合成したCGパースになります。
建築物は反映せず、造成後の敷地や隣接道路を表現することができます。
造成前で設計途中の段階でも販売を開始したい際に、早期客付けを促せるメリットがあります。

■ その他
建築物の正面や高い位置からのアングルもあれば、庭や屋上、テラスなどの限定されたスペースの表現も外観パースでは可能です。
ベンチやテーブル、植栽などで実際のイメージを表現し、多趣味な顧客にも刺さりやすくなるでしょう。

まとめ

今回は外観パースについて基本の部分を解説させていただきました。
外観は建築物の「顔」なので、上手く見せるためにはCGパース制作が得意な専門業者に依頼するのが得策です。

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